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スケルトンのルール

スケルトン競技を一度見てみたいという方にご紹介するページです。

練習を観に行く

12月初旬から2月初旬の約2ヶ月間長野県飯綱高原にある通称”スパイラル”では国内の選手が練習をしています。
是非お気軽にお立ち寄りください。
選手の名前が放送で呼ばれると、間もなく選手がコースをあっという間に過ぎていきます。
おすすめビューポイントはスタートです。
選手のスタート前の緊張した表情がすぐ近くで見ることが出来、見ているこちら側にも緊張感が伝わってきます。

試合を観に行く

毎年12月末に全日本選手権が行われます。
国内唯一の公式試合となり、日本代表を選考する大切な試合となります。
是非白熱した戦いを観に来てください。

みどころはいっぱい

①コースの氷を見てください。時間の経過、天候の変化によって様々な表情を見せます。
霜がつく、雪が降る、雨が降る、気温、氷温などなど様々な自然現象があからさまにタイムに影響します。

②滑走順に注目。①の状況の変化により、いつでも同じ環境で滑走できるわけではありません。
1番に滑走した選手は晴天で氷の状態も良いので速かったが、20番目に滑走する選手の時は大雪が降ってきてしまいコース内に雪が…。
もちろんタイムには大きく影響します。滑走順はシード制の中でのくじ引きとなりますので運も影響します。

③コース沿い、もしくは中を歩いている選手に注目。約120キロ前後の速度で滑走している中でも選手は何かしらの操作を加えています。
ただし、目でみた景色に合わせて反応しているのでは遅すぎてしまうため、イメージの中で身体が反応するようにしておきます。
そのためより鮮明なイメージが作れるよう、氷に腹ばいになってみたり、バンクに顔をつけて見ている選手がいるでしょう。
選手によってやり方はそれぞれ違いますが、目を閉じ何やら肩を動かしたり、手を動かしたり、自分なりのイメージつくりをしているのです。

④スタートタイムに注目。スタートタイムの0.1秒差がゴールでは0.⒋秒の差をうむというデータもあります。
コースや環境によってももちろん違いますが、それだけスタートが速い(初速が速い)というのはゴールに着く頃には何倍も有利なのです。

⑤スタートの走るスタイルに注目。そりを押して走るという姿勢は日常ではあり得ない格好です。
その中でも選手が夫々の特性を生かしたスタートスタイルがあります。大きく分けると片手押し、
両手押しの二種類ですが、色々な工夫が見られます。

⑥音に注目。そりの性能や構造にもよる為、単純に言うのは難しいのですが、もしコースの途中で見ていたら、
重い音、軽い音などを聞き分けられるかもしれません。身体に力が入っていたり過剰な操作を加えたりしていると、
摩擦により重たい音になってくるはずです。また、カーブ内ではGがきつく頭が押さえつけられるので、
ヘルメットのチンガードが氷やそりに当たって”カリカリ”音を立てることもあります。耳を澄ましてきいてみてください。

⑦コース取りに注目。 これはロスなく滑走する為に一番近いラインを通るということですが、壁に当たるのは大きなタイムロスとなります。
コースには何箇所か自然にぶつかるポイントがあります。そこをいかに余計な操作を加えすぎず、壁にぶつからずクリアしていくのかにより、
大きなタイム差が生まれます。同じスタートタイムでも、速い選手と遅い選手との差というのはこのあたりが明白に変わる部分でもあります。
壁のあちこちにピンポン玉のようにぶつかりながら滑っていけばどんどん遅くなっていきます。

⑧ゴールに注目。ゴールラインを切ると上り坂になり減速できますが、ゴールタイムが早く、
氷のコンディションが良い時は止まれない場合もあります。
そのような時は手をついたり、足を引きずったりして、ブレーキをかけながら、ゴールハウス(そりの搬出口)まで行きます。
それでも止まれない場合は、あらかじめコースに用意されたブレーキ用のスポンジなどに体当たりしてとまります。

⑨2本目(4本目)はゴールタイムよりも合計タイムに注目。何といっても合計タイムが勝敗に影響します。
たとえ1本目が良くない順位でも2本目(4本目)でミラクルタイムを出し、合計タイムが速ければ勝てるのです。
決勝は波乱が期待できるのです。決勝までのタイム差に注意しておくと面白さ倍増かも知れません。

オススメポイント

スタート

一番盛り上がる場所です。ここは選手のパフォーマンスを一番長い時間見ることができます。
スタートでは思わず息をのみ、緊張感を共に味わうことができるところが醍醐味かと思います。
選手のスタート後は電光掲示板に表示されるタイムと放送のみで状況を知ることになりますが、
見守る観客も選手と同じ気持ちで、そのタイムから滑走を想像します。
中間タイムを聞いていくと、どこで選手がミスをしたかがわかります。
またスタート横の駐車場では選手がウォーミングアップをする姿が見られたり、
滑走を終えた選手がゴールからトラックに乗って戻ってきますので、滑走がどうだったのかをうかがえる場面もあるかもしれません。

10〜11カーブ

10カーブの出口はコースの特徴から、カーブを出ると壁に当たりやすいポイントであると同時に最高スピードが出るポイントです。
スケルトンのスピードを感じたい方はこのポイントがとってもお勧めです。
また大きな電光掲示板も見える位置ですので、名前やタイムの状況もアナウンスだけでなく、見ることも出来るのでエキサイティングポイントかとおもいます。

11~12カーブ

11カーブは最高スピードで突入するカーブなのですが、出口では右壁にぶつかりやすく、あまりにも多くの選手がぶつかる為、
氷がはがれてコンクリートがでてしまっているポイントです。そのため、接触すると火花が散ることもあるのです。。。
そこから12カーブにかけて、世界で唯一の上り坂があるコーナーです。
そのため、ここでのヒットは大きなタイムロスを意味しています。
ここでいかにスピードを殺さずにスムーズに抜けていけるかがキーポイントとなります。

初めての方注意!!

スタートまで行くには、コーズ沿いを歩くのですが、(大会によってはシャトルバスがでる))傾斜が急な所もあるので、
サンダルやヒールなどでは危ないと思います。雪が積もっていたり、凍っていることもあり、大変危険なので、
スノーシューズなどでお越しいただくことをお勧めします。
また、お手洗いは基本的にスパイラルの入り口駐車場付近と管理棟(こちらも駐車場付近)のみの為、お済ませいただいてからごゆっくり観戦をしていってください。

スケルトンを知る

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